脱獄囚、加計学園首相案件…造船とタオルの街愛媛県今治市がざわついている
刑務所から受刑者が脱走
2018年4月8日、愛媛県今治市にある松山刑務所大井造船作業所から、受刑者の男一人が脱走した。
男は平尾龍磨受刑者(27)。身長約173センチ、やせ形、短髪。脱走当時は黒っぽいジャージ姿で白の運動靴を履いていたとみられる。
平尾脱獄囚は11日現在逃走中であり、広島県向島に潜伏している可能性が高い。
加計学園問題「本件は首相案件」
そして2018年4月10日、学校法人「加計学園」の獣医学部新設の一連の騒動を巡り、愛媛県の中村時広知事が柳瀬唯夫首相秘書官(当時)と愛媛県職員が面会した時の記録について県庁で会見を開いた。
県職員が報告のために書いた備忘録の中に「本件は首相案件」との記述があると発表、県職員が「文書をいじる必要性はない」「書類は全面的に信頼している」として、職員を信頼し、事実を公表していく姿勢をみせた。
日本全国に知れ渡るような大ニュースがここ数日で立て続けに生まれた今治市。
かつて今治市がこんなに話題になることはあっただろうか。
だいたい関東以北に住む人はそもそも今治がどこにあるのかもわからないだろうし、なんなら愛媛県の位置さえも正確にわからない人も多いのではないだろうか。
そんな今治市とはどんな街なのか。
造船の街「今治」
今治市は四国愛媛県の北東部に位置し、人口は2015年現在約15万人。
今治市の主な産業は造船とタオル。
造船業は市内に14の造船所が存在し、今治の主要産業となっている。
2011年に今治市内の新造船竣工量は日本国内で建造された船舶の約17%を占めており、愛媛県で今治と言えば「造船の街」である。
一大ブランド「今治タオル」
そして今治の主要産業と言えばなんといっても「今治タオル」。
国内のタオル生産量の5割を誇り、日本一のタオル生産地である。
中国や韓国の安い輸入タオルの増加に伴い大手タオルメーカーが倒産するなど、今治のタオル産業は衰退の兆しをみせていた。
しかし、今治のタオル業者はただものじゃなかった。
デザイナーの佐藤可士和氏に依頼し、ロゴを含む「今治タオル」全体のブランディングをしたのである。
引用:今治タオル公式ブランドサイト | JAPANブランド 今治タオルプロジェクト
「今治タオル」が現在のように高品質の高級タオルとして認知されるようになったのは「今治タオル」のブランディング戦略によるところが大きい。
ゆるきゃら日本一「バリィさん」
おそらく「今治」と聞いていちばん連想されやすいのが「バリィさん」だろう。
ゆるキャラグランプリ2012の覇者である。
画像:いまばり バリィさん公式HPより
バリィさんの破壊力といったらそりゃすごい。
あと焼豚玉子飯とか
しまなみ海道でサイクリングとか
そんなんが有名です。
平和な町です。